松本五郎展・二つの自画像

「自画像」1940年(F6号)
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松本さん20歳の時の自画像です。

真正面からこちらを見ている若い松本さん、真剣な瞳が印象的です。
松本さんの若い頃の絵は、残念ながらこの一枚しか残っていないそうです。

その理由を佐伯さんのブログからご覧下さい。

佐伯さんのブログから・・・
生活図画事件

佐伯さんのブログから・・・2007年12月27日付け

自画像(没収されなかった一枚の絵)
自画像西竹小中学校同窓生有志が恩師松本五郎氏の自叙伝「自画像」を出版し今月中旬より各方面に配布したが同窓生以外の人たちからの反響が沢山あった。昨日の道新に道内初の思想弾圧事件といわれる「集産党事件」を調べ記録した本が元高校教諭の宮田汎さんにより「朔北の青春にかけた人々」のタイトルで自費出版されたことが載っていた。宮田さんは戦前の北海道内の治安維持法適用事件の思想弾圧を調査記録している人です。松本五郎さんの生活図事件も克明に調査して記録として残してます。「自画像」の中にも宮田さんが生活図画事件のことを書いてくれてます。宮田さんは「社会運動に目覚めた普通の人々が思想弾圧にどれだけつらい思いをしたのか、多くの人に治安維持法の恐ろしさを伝えたい」と新聞は伝えてた。昨日知り合いを通して中標津図書館に一冊寄贈しましたところ、閲覧用に一冊と貸し出し用に、もう一冊置くことになりました。沢山の人に読んでもらいたいと思う。

そして・・・・・

「自画像」2009年(F10号)
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先日お会いした松本さんは、信じられないほど若々しくお元気でした。

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